歯科ブログ

歯周病で悩む患者さんのために 〜お口の老化は20代から始まる!〜

最近では、テレビや雑誌でもよく出てくる”歯周病”という言葉。皆さんはどのくらい知っていますか?
ギネスブックでも全世界で最も患者が多い病気と紹介されており、成人の8割子どもでも約4割が歯周病と言われています。

現在では20代でも約2〜3割が感染していると言われ、高齢者になると5割~6割へと増加します。さらには歯を失う理由は、虫歯(約29%)より歯周病(約37%)のほうが多いというデータもあります。

まさに、国民病とも言える状況になっています!!!

痛いところもないから、全然平気!大丈夫!と長らく歯医者に行っていないかたも多くのではないでしょうか?歯周病は、初期の症状では自覚できない場合が多く挙げられます。気づいた時には重症化しているなんてこともあるんです。

ここで歯周病とは、どんな病気なのか簡単にご説明していくと、歯と歯ぐき(歯肉)の隙間(歯周ポケット)から侵入した細菌が歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気を歯周病と言います。
虫歯と異なり痛みが出ない事の方が多いのですが、気づかないうちに進行し、歯肉から出血などが起こったあと、歯が自然に抜け落ちるほど重症になることがあります。歯を失う第1位は歯周病によるものなのです。
歯みがきが充分でないと、歯垢(プラーク)や歯石が歯と歯ぐきの境目に繁殖します。プラークの中には、重量1mgあたり10億個もの細菌が含まれ、細菌が産生する毒素によって、歯肉がはれたり、歯の表面から剥がれて、歯と歯肉の間の隙間(歯周ポケット)ができてきます。また、プラークの中の細菌などは唾液に含まれるカルシウムやリン酸と結合して歯石のような硬い物質として、歯の表面に付着します。細菌は、この歯石を足がかりにして、さらに歯周ポケットの奥深くへと繁殖していくわけです。

〜ここで歯周病のセルフチェックをしてみましょう〜

⬜︎ 口臭を指摘された、自分で気になる
⬜︎ 朝起きたら口の中がネバネバする
⬜︎ 歯磨き後に毛先に血がついていたり、すすいだ水に血が混じる事がある
⬜︎ 歯肉が赤く腫れてきた
⬜︎ 歯肉が下がり、歯が長くなった気がする
⬜︎ 歯と歯の間にものが詰まる
⬜︎ 歯肉を押すと血や膿が出る
⬜︎ 歯が浮いたような気がする
⬜︎ 歯が揺れている気がする

いかがでしたか?
一つでもチェックがある方は、早めに歯医者へ行くことをオススメします。

歯周病とはどういうものかお分かり頂けましたでしょうか?重症化するととても恐ろしい病気なのです。最近歯医者に行ってないなと思った方、もしかすると歯周病の進行が進んでいるかもしれません。

お口の中の現状を把握されに、1度かわせ歯科医院にいらしてみてはいかがでしょうか?患者様に合った治療、予防のためのセルフケアのアドバイスさせて頂きます。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科