歯科ブログ

熱中症に気を付けましょう。

7月になり、暑くなってきましたね。訪問で患者様のお宅にお伺いして、患者様の中には体温が高くなってしまっている方もいらっしゃいます。熱中症は、外でなってしまうというイメージがありますが、実は室内でも熱中症になってしまいます。

総務省消防庁によれば、2017年から2019年の熱中症発生場所は3割から4割が敷地内全ての場所を含む住居となっており、室内での熱中症の発生も多くなっています。また寝てる時にも熱中症になる場合がございます。
対策として、6つあります。

1.温度と湿度をチェックする。
2.室温を適切に管理する。
3.こまめな水分補給する。
4.生活リズムを整える。
5.体を暑さに慣らす。
6.自分も家族もなるかもしれないと互いを気をつける。

特に、高齢者の方は、元々体内の水分量が減ってしまっている状態で温度を感じにくくなっており、熱中症になりやすいと言われております。実際に、救急搬送された熱中症患者のうち、65歳以上では屋内での発症が50%(女性は70%)を超えており、他の世代よりも多く発生しています(環境省環境保健マニュアル2018より)。

熱中症対策でこまめにスポーツドリンクや塩分配合のタブレットを摂取する機会が多いと思いますが、お口に食べ物が入るたびに、お口の中が酸性になり、私たちの歯は、脱灰が始まります。しばらくすると唾液の力によって中性に戻り、傷ついた歯を修復する再石灰
化が起こります。こまめに、糖分が多いスポーツドリンク、タブレットを摂取するとお口の中が酸性に傾いている時間が長くなってしまう恐れがあります。そのため、虫歯のリスクが高まってしまう可能性があります。虫歯予防にの一つとして、お口の中の虫歯菌の数を減らすことが大切になりますので、皆様しっかり、セルフケアを行いましょう。

連日暑い日がこれから続くと思いますが、熱中症対策をして、体調には気をつけて、暑い夏を乗り越えていきましょう。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科