歯科ブログ

口呼吸は、どうしてダメなの? その7

呼吸には、肩が上下に動く胸式呼吸と、お腹、背中が膨らむ腹式呼吸があります。
現代人はほとんどが胸式ではないかと言われているそうです。

胸式呼吸では交感神経が働き、活動時が多く、腹式は副交感神経が働くので、リラックスするのにいいそうです。
また、胸式は、浅く早い呼吸になりやすいです。
そして、腹式では、横隔膜の上下運動により、肺の下の方まで使われるので、酸素の取り込める量が多くなります。

口呼吸は、浅く早い呼吸になるので、自然と胸式になっています。
呼吸が浅いと、どうなるのか。
全身的な影響が出てくるんです。

1、冷え 
酸素の一回換気量が少ないため、脳や内臓などの重要な器官に優先的に酸素を回すことになります。
すると、筋肉は後回しになり、冷え性になる。

2、集中力低下
呼吸が浅い状態が続くと、自律神経が乱れがちになる。不安、イライラ、集中力低下、思考がうまく働かないなどが出てくる。

3、慢性疲労
肺を動かす最大の筋肉である横隔膜は、呼吸で動くことにより心臓から肺へ、内臓から心臓へ、血液を送り出すポンプの手助けをしている。
呼吸が浅いと、横隔膜の動きが小さくなり、血流が悪くなり、酸素、栄養素わ運びにくくなり、エネルギー不足で元気が出ない。
交感神経が活発に働いているせいで、うまく休息できずに疲労がたまる。

4、睡眠不足
寝ているときは副交感神経優位で、身体の調子を整えている。
呼吸が浅く、交感神経優位な状態では、十分な休みが取れにくい。

このように、呼吸が浅いと、日常生活に支障が出やすくなります。
というわけで、みなさん深呼吸をしましょう。
できれば、腹式呼吸で。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科