◎ 予防歯科
‥ PMTC
   【PMTCって、なーに?】

Professional Mechanical Tooth Cleaningの略
歯科医院で、いろいろな器具とフッ素入りのペーストを用いて、すべての歯の表面と周辺のプラークをとりのぞく方法です。

 

効果は?

歯の表面がツルツルになって気持ちがいいだけでなく、プラークに含まれる細菌を取り除くことによって、むし歯、歯周病の治療と予防に効果があります。歯ブラシではとれない汚れも取り除けます。特に歯ブラシでみがき残しの多い歯と歯の間の汚れも落とせます。歯の延命効果も期待できます。


歯ブラシでとれない汚れって?

お茶、コーヒー、たばこなどの嗜好品によってつく歯の着色(茶色や黒色)や、むし歯や歯周病のバイ菌がつくるバイオフィルムなどのことです。
バイオフィルムって?

むし歯や歯周病のバイ菌が自分の体をおおうフィルム状のものをつくりだし、そのフィルムの下でバイ菌はまた成長します。これは非常にネバネバしているので、歯ブラシではなかなか取れないと言われています。
歯面のバイオフィルム
どんなふうにやるの? 痛くないの?

PMTCは、痛くありません。
染め出し液を使って、よごれを染め出します。最後に全体をフッ化物をぬっておわりです。通常、フッ化物を塗った後、1時間ほどは飲んだり、食べたりしないようにします。PMTCは基本的には上下の歯を2回ずつクリーニングします。


どれくらいの間隔でやるの?

むし歯のなりやすさや歯周病の程度によってちがいはありますが、一般的には1〜3ヶ月に1回の割合です。
定期検診のときに行うのもよいでしょう。
 
   【バイオフィルムができやすい人は・・・】

歯ブラシがきちんと当たる箇所はバイオフィルムができる前にとれてしまいますが、
以下の方はできやすい条件があるので注意が必要です。

  • ブラッシングがうまくできない人
  • 歯並びが悪く角度的に歯ブラシがうまく当たらない人
  • 歯周ポケットが深い人
  • 矯正治療中の人
  • 修復物の多い人など

   【PMTCの一般的ステップ】
1.口の状態チェック
歯の表面の染め出しを行い、ブラッシングの状態、バイオフィルムの付着をチェックします。きれいにブラッシングしているつもりでもバイオフィルムは付いています。
2.歯石除去
歯の表面や歯肉の中(歯根の表面)などに付着している歯石を除去します。
3.洗 浄
人によっては歯周ポケット内のバイオフィルムを、歯科医院専用の器具を使って除去(破壊)する必要があります。
4.清 掃
歯科医院専用の器具を使って歯面、歯間部、歯と歯肉の間、咬合面などをきれいにします。
5.フッ化物の塗布
フッ化物などを塗布し、歯質を強化します。

これは、一般的な手順で、患者さんの口の中の状態や症状によって、やり方が異なる場合もございます。詳細はお問い合せ下さい。

   【PMTCはホームケアをサポートするものです。】

■PMTCの効果は

 ・ ムシ歯の予防

バイオフィルムを除去し再付着を防ぐのでムシ歯予防効果があります。そのため歯のエナメル質表面へのカルシウム補給を促し、再石灰化を促進します。

 ・ 歯周病・歯肉炎の改善

歯周ポケット1〜3mmのバイオフィルムを除去するので歯肉の状態を改善し予防にもつながります。3mm以上深いポケットの場合は他の方法でバイオフィルムを除去します。

 ・ 歯の強化

洗浄後にフッ化物入りのペーストやカルシウム補給剤を塗布することにより、歯の再石灰化をさらに促進します。

 ・ 自然な美しさの回復

歯についたヤニや色素も取り除けるので、患者さん本来の光沢のある歯面になります。
(※歯を薬品で白くするホワイトニングとは異なります。)

■PMTCを行うことでプラークが付きにくくなります。

PMTCで歯面をツルツルにしますので、しばらくの間は汚れがつきにくきなり健康な状態を維持できます。しかし、
一定の期間を過ぎるとまた付着しやすくなるので定期的にPMTCを受けられることが最良です。

(期間については、個人差がありますのでご相談下さい。)

■入れ歯にもPMTCは効果的です。

入れ歯にもバイオフィルムは付いてしまいます。清掃が不十分だと歯ぐきの状態が悪化し、入れ歯も合わなくなってきます。入れ歯だから関係ないと思わずに、入れ歯も定期的に歯科医院で清掃してもらって下さい。
 

‥ 唾液検査

唾液の検査は歯の予防になぜ必要なのでしょうか?唾液には虫歯が作り出した酸を弱める作用があります。この虫歯を作る菌ですが、人によってその量は異なります。この虫歯菌が多いほど虫歯になる確率が高くなるのです。

当院では専用の器機を使って判定を行い 、虫歯のもとになる細菌がどれくらい多いか調べています。 この検査結果をもとに患者さんの歯の予防方針を決定します。